体系化されたリサーチ手法

コピーの制作プロセスにおいて、商品価値の細分化や、特徴 → 便益への変換、顧客起点での独自価値の定義など、体系化されたリサーチ手法と分析フレームワークを採用しています。それにより、感性やひらめきに依存するプロセスを排除し、事実の抽出が可能です。

以下のような、独自のリサーチ・分析フレームワークを用いて、商品・サービスの価値や事業の強みを、多角的に定義していきます

商品価値の分解シート

商品・サービスや事業の価値を多角的な切り口で分解し、コピーの素材となる事実を体系的に抽出するフレームワークです。これが、リサーチ・分析プロセス全体の土台となります。

以下は、商品価値の分解シートの全項目一覧です。

機能的価値、信頼・安心、損失・リスク、コストの4つのカテゴリで構成されています。

機能的価値

信頼・安心

損失・リスク

コスト

商品価値の分解シートは、マーケティング研究者のJonathan Gutmanが1982年に発表した「Means-End Chain Theory(手段-目的連鎖理論)」 を理論的な起点としています。この理論の枠組みを参照しつつ、コピーライティングにおける、価値の言語化に特化した形で再設計したものです。

機能的価値・信頼・リスク・コストという4つの視点から、計30の問いを体系的に設けることで、感覚や経験に依存せず、事実を網羅的に引き出せる構造になっています。

特徴 → 便益変換シート

商品・サービスの特徴(Feature)を、利益(Benefit)※に転換し、その先の変化(Advantage)まで描写するフレームワークです。

特徴(Feature) はサービスが実際に何をするかという事実の記述です。利益(Benefit)はその特徴が顧客にとって何を意味するか、直接的なベネフィットへの転換です。そして変化(Advantage)は、そのベネフィットによって顧客の状態がどう変わるか、先の結果(未来)まで描写します。

この3段階を明確に区別することで、特徴・機能の羅列にとどまらない、行動を促すロジックが生まれます。

※ ベネフィット(Benefit)とは?

KBF × UVP接続シート

KBF×UVP接続シートは、見込み客が購買を決める際に重視する要因(KBF:Key Buying Factor)※と、自社サービスの独自の価値(UVP:Unique Value Proposition)※を対応させることで、「なぜ自社が選ばれるべきか」 の論理を構築するフレームワークです。

KBFは、必須要素(MUST TO HAVE)と加点要素(NICE TO HAVE)に分類します。加えて、見込み客に無関係・マイナスと判断される要素も明確にし、それを否定するVPPを設計します。

これら3つの視点を揃えることで、競合との差別化が単なる自己主張ではなく、顧客視点の価値として成立します。

また、KBFは往々にして「当たり前」 な部分に収束します。BtoB無形商材では、経済合理性とリスク回避が主なKBFとなるでしょう。競合との差別化や独自性の訴求に偏ると、見込み客が求める当たり前が見えなくなりがちです。その結果、誰も求めていない価値をアピールしてしまい、失敗します。

KBF × UVP接続シートは、それを防ぐ役割もあるのです。

※ KBF・VPPとは?

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